OpenOffice.org 2.1 「Base」の自己評価
2007年1月に入って2.04から2.1にバージョンアップになった無償のオフィスソフト、
「Open Office.org 2.1 for Windows(日本語版)」を試してみました。
Open OfficeはJava言語で作成されていますので、
JRE(Java2 RunTime Environment=Javeを動かす環境)が必要となります。P-ぽけっと のパソコンはちょい古パソコンなのでJREがインストールされておらず、以下のメッセージが表示されちゃいました・・・(^_^;)
ちょっと面倒とは思いながらもサンマイクロシステムズ社のサイトからJERをダウンロード&インストール。
(余談ですがこのJREは、マイクロソフト社VSサンマイクロシステムズ社のJavaをめぐる訴訟問題が根深く絡んでいるんですね。興味のある方はこちらをクリックでどうぞ。)
さて話を戻して、私がOpen Officeの中で最も気になっているのがデータベースソフトの「Base」!
今回のOpen Officeのバージョンアップで、BaseはAccessとの互換性が向上したとのこと。これは是非試してみたい!
P-ぽけっと の「データベースソフト講座」にはマイクロソフト社の「Access 2003」を使用しています。Accessはとても汎用性に優れていて小規模データベース市場でのシェアはトップです。
ですが、学習するという側面からみると、通常Accessは別途、購入(2万円以上)しなくてはならないケースが多く、気軽に試して学習してみるとはいいにくい状態です。(気軽に試す分野じゃないとも言えますが・・・)
そこで「Base」を講座に対応させれば、お客様は出費を抑えられます。
- Excel応用を習得した方、
- 又は既にそうしたスキルを持ち合わせている方
でデータベースソフトの学習を潜在的に感じている層の獲得促進できるのでは?
と、まぁ誰でも考えつきそうで、よこしまな考えがあったのです。(苦笑)
で、見解を申しますと・・・データベースソフトの利活用の経験が少ない方へにはちょっとまだ時期尚早かな?って気がします。
(逆にいいますと既にデータベースソフトを利活用できている方にはAccessの代用に限りなくなりうるとも言えます。)
時期尚早の理由としては
- Accessと完全互換があるわけではなく、不安定要素がまだ多い。
アクションクエリが一部対応していない(らしい。) - Accessのように学習教材がまだ多くない。
- Accessのようにアプリケーション開発のサポート機能が充実していない。
ただし昨今のオープンソースソフトのリリース速度とクオリティは目を見張るものがあります。
官公庁も厳しい財政面の打開策の1つとしてオープンソースを積極的に導入しているようですしね。今後の動向は要チェックですね。(^^♪
(バージョン2.02でちょっと古いけど)ご参考にどうぞ。
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バージョン3系統の書籍も複数出ているようですが、Baseの概念(Accessとの違い)に関しては以下の書籍が一番詳しく記載されていると思います。
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