USB機器をネットワーク化する機器の名称は各社様々で紛らわしい・・・。
家庭やSOHOでは、設定が簡単・お手軽なUSBプリンタやUSB外付けハードディスクを利用することのほうがネットワーク対応機器のそれよりも圧倒的に多いと思います。
(パソコンが1台ならともかく、)複数台所有することになってくると、なんとか既存のUSB機器を「共有利用したい!」という考えが出てきるのはごく自然流れです。
そんな思いを反映してなのか?ここ最近メーカー各社からUSB機器をネットワーク化する機器が、安価に出てきていています。
ただ各社いろんな名称を使用していて初心者の方にとってみると、かなり紛らわしい(と思う)・・・。ちょっと知っている限りいくつか列挙してみると、
コレガ社からは「デバイスサーバ」という名称で。
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センチュリー社からは「ネットワークUSBハブ」という名称で。
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プリンストンテクノロジー社からは「USBネットワークアダプタ」という名称で。
以下の製品は、(2009/07/15現在)まだ未発売。
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サイレックス・テクノロジー社からは「USBデバイスサーバー」という名称で。
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無線LAN対応としては、同社のこの製品が唯一(かな?)
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サイレックス・テクノロジー SX-2000WG 無線LAN IEEE802.11b/g対応 Wireless USBデバイスサーバ SX-2000WG Amazonで確認する メーカー: サイレックス・テクノロジー 発売日: 2005/09/07 |
仕組みとしては、パソコンにインストールした専用ユーティリティソフトがUSBデータをIP通信できるように包み込む(USBデータのパケット化)ことでIP通信を可能にしているようで、
以前からある「USBプリントサーバ」などの機器と形状こそ似ていますが、どうも原理的に通信手法が異なるようです。
(ネットワーク通信していても)OS上からは普通にUSB機器が接続されているのと同じように見えます。
この辺りの原理は「iSCSI(アイスカジー)」とちょっと似ていますね。
(このブログの2009/4/5に関連記述あり。)
ネットワーク経由で利用できるけど複数人での同時利用できないなど、誤解を招きそうなところもあるのですが、「iSCSI」より格段に使いやすいので、普及してより安価になってほしいものです。
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