今年はSSD換装で「再生屋」に徹しよう!
今月(2013年1月)は富士通製パソコンのSSD換装作業が3件。
今回はSSD換装について好き勝手に記載してみます。
以下はTさんの2003年製 デスクトップパソコン「FMV DESKPOWER CE22D/T」。
筐体にNTTのシールが貼ってあるのはNTTが「サザンクロス」ブランドで販売していた製品だったので。最近すっかり見る機会がなかったので妙に懐かしく感じる。(^_^;)
お預かりした「CE22D/T」の現状の体感動作レスポンスを確認すると起動するのに3分近くかかり、ブラウザの表示もモッサリ・・・(-_-;)
(メモリは本機上限の1GBを搭載しているものの、動作は緩慢)
搭載CPUは「Athlon XP 2200+」。
CPU交換によるレスポンス向上効果はほとんど期待できない。
(交換するとしても「同 2400+」か「同 2600+」しかないため。)
最後の手段がSSD。
どのくらい向上するかは未知数なものの、私自身も2003年製パソコンを(SSDに交換して)現役利用している経験から(CPUに負荷が掛かる映像/動画編集等の処理を行わなければ、)十分実用的なレスポンスが得られると確信していました。
(メモリを1GBに増設されていたので一度は筐体を開けたと思うのですが、)Tさんいわく「しばらくは開けていない」ということで、掃除を兼ねてヒートシンクの冷却ファン開けると綿状になった結構なホコリが・・・(^_^;)
定番フリーソフト「Crystal Disk Info」でHDDの状態を見てみると温度はすぐに50℃超え(しかも不良セクタもあるし)あまり芳しくない状態・・・。
こうなるとホコリによるCPUの熱暴走も誘発しますから機会にしっかり清掃。
(このブログの2011/10/28に関連記載あり。)
そしてたっぷり溜まっているソフトウェア的なホコリ?も清掃。
古いデスクトップパソコンのIDEケーブル等はガッチリくっついている場合が多く、毎度取り外すのに苦労させられるのですが、今回は比較的簡単に外れました。
以下の3.5インチHDDを交換する直前の写真。
以下は変換アダプタとSSD(「CSSD-F60GB2-BRKT」)を装着直後の状態。
(スペース的に元の3.5インチのHDDマウンタをつけることが出来なかったので布テープで直貼り・・・(^_^;))
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交換前と交換後のベンチマーク結果。
(4KのReadは約36倍~最大113倍も速度向上!)
今まで3分近くかかっていた起動時間は概ね1分以下、ブラウザー表示も軽快に。
(今までが遅すぎだったとも言えますが、)ご依頼主のTさんの及第点は十分満たしてくれたようでこちらも一安心。(^^♪
ちなみに、P-ぽけっとは「パソコン教室」のイメージが強いせいか、このような(「パソコン遅いのでSSDに交換して下さい。」と)ご依頼がダイレクトに発生することは(残念ながら)まずないです・・・(^_^;)
既存お客様との対話からニーズを掘り起こすことで受注に結びつくものなので、待ちのスタイルではいつまで経っても依頼はこない。
SSD換装についての実績が増えてきてノウハウが順調に蓄積されてきたことだし、改めて潜在的にSSDを必要としている既存のお客様とコンタクトをとったり、コスパに優れた新古SSDの確保に注力するなどして、こちらからアクションを起こしてみるかな?
今年はSSDでXP/Vista パソコンの「再生屋」に徹することにしよう!
(来年(2014年)はSSD+Linux OSで「再生屋」の経験が積めればいいんだけど。)
「日経Linux」 2013年1月号のP57によると
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「LinuxはSSDとHDDを自動認識して最適な設定を施す」と記載されているものの、続きがあって、
「I/Oスケジューラ」を変更するとよりパフォーマンスが改善される場合がある。
~中略~
「noop」設定に切り替える(OSは何もせずにコントローラーにまかせる)と速度が向上する場合がある。
との記載・・・結局どっち?・・・(-_-;)
いずれにしても私のLinux/SSDの(トラブル対処も含めての)まだまだノウハウと経験値が少なく、未知の部分が多い。
(所持していないけど)以下の書籍の特集「ディスク節約&高速化術」が参考になるかな?
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まぁ「見えない壁」はあるけど一歩ずつ乗り越えていこう。 ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~