ASUS十八番(オハコ)の合わせワザ製品についてあれこれ。
先日、ASUS(エイスース/旧:アスース)の11ac対応の無線LANルータ「RT-AC68U」の記事(清水理史の「イニシャルB」)をみて、「ASUSって実に合わせワザの製品作りが特徴的!」と感じる。
前々から記載しようと思っていたASUSの合わせワザを持つ製品について(私が知っている限りのことですが)、時系列で好き勝手に記載してみます。
- ネット回線の合わせワザ・・・2013年11月
- 「Windows」と「Android」の合わせワザ・・・2013年11月
- 「タブレット」と「スマートフォン」の合わせワザ・・・2013年1月
- 「タブレット」と「キーボード」の合わせワザ・・・2011年6月
- 「Windows」と「Linux」の合わせワザ・・・2009年4月(頃)
- 無線LANルータとHDDの合わせワザ・・・2006年10月(頃)
1.
先月(2013年11月)リリースされたASUSの11ac対応の多機能ゲテモノ?無線LANルータ「RT-AC68U」。
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ASUS 11n/a/g/b/ac 無線 Lan ルーター Wii/iphone5/Android/psp対応 RT-AC68U Amazonで確認する メーカー: Asustek 発売日: 2013/11/16 |
まぁこの製品、その製品の姿もさることながら、機能面もすごく多機能でネットワーク機器好きユーザーが泣いて喜ぶくらいかと。
(詳しい製品レビューは"清水理史の「イニシャルB」"をご参照頂くことにしまして、)
特筆すべきは、「デュアルWAN」機能。コンシューマー向け製品でこの機能を実装している製品は(私の知っている限り)皆無。
「デュアルWAN」機能は、文字通り2つ(デュアル)のWAN回線を利用して、負荷分散でLANからのトラフィックを動的に振り分けるといった使い方が実現可能。
言うならば「ネット回線」の合わせワザ製品。
2.
「Windows」と「Android」の両方が利用できる製品「TX201LA-TRIO」
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ASUS TX201LA NB / dark silver ( WIN8 64bit+ ANDROID / 11.6inch FHD touch / i7-4500U + Z2560 / 4G + 2G / 500GB+ 16G ) TX201LA-TRIO Amazonで確認する メーカー: Asustek 発売日: 2013/11/02 |
ノートパソコンとしてWindows8、キーボードを取り外せばAndroidタブレットに変身する異色の「Windows」と「Android」の合わせワザ製品。
ノートPCがタブレットとしても利用できる製品は多数あるもの、そのほとんどがOSはWindows8(又は8.1)だけで、OSを2つ(WindowsとAndroid)を備えている製品は珍しい存在(だと思う)。
ユーザーにとって1つの製品にWindowsとAndroidの両者が必要かはさておき、こうした製品を作り出すことができるのも、ASUSがインテル系アーキテクチャーで動作するAndroid製品開発が得意だから(だと思う)。
(ちなみに"ちまた"に多数存在しているAndroid端末のほとんどがARM系アーキテクチャーベース。)
3.
今年(2013年)はじめにリリースされて話題になった?、「タブレット」と「スマホ」の合わせワザを具現化した「90AT0021-M02330」。
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ASUS PadFone2 ブラック ( Android 4.1 / Qualcomm Snapdragon S4 Pro Krait ( Cortex-A15 class ) プロセッサ ) 90AT0021-M02330 Amazonで確認する メーカー: Asustek 発売日: 2013/01/12 |
スマホはSIMフリーで「お!これは!( ̄○ ̄;)!」っと一瞬思いましたが、スマホ製品はハードウェアの変化が著しく短期サイクルでの機種変更が当たり前の世界。
「90AT0021-M02330」だと、タブレットとセットであることでスマホの機種変更が厳しく、かえってセットであることが仇になるかなと。
製品アイディアはとても斬新でASUSらしさを感じましたが、チャレンジ製品(ネタ製品)かな?
4.
タブレットをノートPCのような利用スタイルとしていち早く世に提案した製品が「Eee Pad Transformer TF 101」。
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ASUS Eee Pad Transformer TF 101 10.1型LED マルチタッチスクリーン ブラウン TF101-1B173A Amazonで確認する メーカー: Asustek 発売日: 2011/06/25 |
見ての通りキーボードが製品オプションにあって脱着利用可能な「タブレット」と「キーボード」の合わせワザ製品。
リリースされた時期が2011年6月末と(2013年12年の現在から)既に2年以上経過している製品ですが、
- デュアルコアCPU(Tegra 2 1GHz)に
- 搭載メモリ1GB、
- 搭載しているAndroidは3.x系ですが、バージョンアップで4.x系に対応
ということもあって今でも十分利用できるスペック。貧乏人の私は「中古品でもコンディションが良いものがあれば手に入れたい。」と思っていたりします。(^_^;)
5.
ASUSが日本市場において一躍名をはせたのが「Eee PCシリーズ」のネットブック。
それまでのASUSは目立った自社開発製品がなく、マザーボードなどPCパーツをPCメーカーにOEM供給といった下請けが主流で、コンピュータ業界の方か一部のパソコンオタク的な方にしか認知されていなかった(と思います)。
で、爆発的ヒットしたネットブックの「Eee PCシリーズ」の二匹目のドジョウを狙って?ネットブックのデスクトップ版「Eee Topシリーズ」製品をリリース。こちらにもASUSの合わせワザが盛り込まれていました。
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2009年4月当時まだ珍しかった画面タッチ操作を実現していますが、実はこれ「Xandros Desktop」というLinux(デスクトップ環境はKDE)。
ただASUS版の「Xandros Desktop」は、起動すると全画面のランチャー表示されてユーザーにはLinuxであることは意識させないようにアレンジしています。
(日経Linux 2012年12月 P31によると)ランチャーから起動するアプリ(ソフト)はLinuxソフトで、バックエンドではKDE 3.4が動作しているとのこと。
「Windows」と「Linux」の合わせワザ。
6.
最後に「この製品の存在を知っている方はかなりASUSU通?」とも思えてしまうのが、「WL-700gE」。
なんと無線LANルータにHDDを内臓させてNASを実現する異色の製品。
私が「WL-700gE」を目にしたのが、(今は亡き)パソコン雑誌「PC Japan」の2007年1月号P172の記事。
今でこそ無線LANルータに(HDDやUSBメモリなどの)ストレージ機器をUSB接続して簡易NASとして利用できる製品は珍しくなくなったと思いますが、2006年10月頃は「NAS」はどちらかと言えば「ファイルサーバ」と呼ばれることも多く、まだまだ企業向け製品の色合いが強かったように思います。
(一般の方の場合「NAS?なんて読むの?それ何?」という返答が返ってくることが多かったです。(^_^;))
そんな時期にあって、HDD(付属のものは160GB)を内臓できて、(企業で利用するファイルサーバ機能以外に)個人ユースでも利用を楽しめる以下のようなサーバ機能を盛り沢山搭載している「WL-700gE」の存在はとても強烈に脳裏に焼きついた記憶があります。
- iTunesサーバ
- BitTorrent
- Webカメラサーバ(簡易ネットワークカメラ)
- メディアサーバ(DLNAサーバー)
値段が3万~4万ぐらいもしたので購入することはできず、結局私の脳裏からも消えてしまいました・・・(^_^;)
来年(2014年)は、どんな合わせワザ製品で楽しませてくれる?ASUS。( ̄▽ ̄)
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