はじめての「Office2003」と「Office2010」の共存
「Microsoft Office」の新バージョン「Office 2013」がリリース(2013年2月)されて間もないこともあってネット情報やコンピュータ書籍はこぞって特集していますが、個人的には2014年に「MS-Office for Linux」をリリースする?とのうわさの方が色んな意味で興味津々。(^_^;)
それらについてはまたの機会にするとして、今回は初めて「Office2003」と「Office2010」を共存を行う機会があったので、長々と記載してみます。
今回のお客様のTさんはご新規様でしたので、まずお問い合わせ内容の確認と簡単なヒアリング。お話をお伺いすると
職場で「PowerPoint」を使ってスライド発表することになったのですが、私パソコンはネットを時々利用する程度のことしか出来ません。
そちらで受講することである程度「PowerPoint」を使えるようになりたいのですが大丈夫でしょうか?
とのこと。
この時期(2月)の「PowerPoint」の受講?となると・・・と思って職業についてお伺いするとやはり看護婦さんとして病院勤務。
(2月に「PowerPoint」の受講依頼の問い合わせあるのは主に看護婦さんということは以前(2011/2/28)にも記載した通り。)
「PowerPoint」の受講については以下について事前確認が必須。
- (ご自宅のパソコンに)「PowerPoint」ソフトの有無
- 職場で使用している「PowerPoint」のバージョン
というのも初心者の方の場合、職場とご自宅で「PowerPoint」のバージョンが異なると学習効果が得られにくいですし、そもそもご自宅のパソコンに「PowerPoint」の有無について自覚されていないケースが多々あります。
(状況によっては事前にこちらでご用意&インストールの可能性も出てくる。)
で、(後日)確認して頂いたところ、
- 自宅のXPパソコンには「PowerPoint」はない。
(但し「Office 2003 Personal」がインストールされている。 ) - 職場で利用している「PowerPoint」のバージョンは2010。
とのこと。
電機量販店等で販売している単体の「PowerPoint 2010」だと、安くても1万円前後はするので、こちらでAmazonで約4,000円前後と格安プライスで販売されてる以下の製品を代理購入&設定することに。
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「Office 2010 Home & Student」は日本未発売のエディションで、その名の通り家庭内での利用や学生さん向けの製品。
(つまり職場PCにインストールしての利用は不可ということです。)
ちなみにインストールした「Office 2010 Home & Student」の各ソフトを起動するとタイトルバーに「非商用目的」の文字が入ります(が機能的に何も制限はありません)。
もちろん格安なのには理由があって、
この製品は(中国からの)輸入品でインストール用のディスク等はなく、簡易パッケージ内に入ったプロダクトキーのみです。
では「どうやってインストールするの?」というと、Amazonのカスタマーズレビューを中心に沢山の記載情報ありますのでここでは割愛。
通常は古い「Office 2003」をアンインストールした後に「同 2010」をインストールとなるのですが、すんなり事が進めばこのブログのネタにはならない・・・(^_^;)
お預かりしたTさんのXPパソコンを確認すると、ご自身のユーザーアカウントだけでなく他のユーザーアカウントも存在している・・・(つまりご家族でこのパソコンを共用利用されていることが予想され、)Word/Excelについては2010バージョンをインストールするのは後々ちょっとした混乱が起きそう・・・例えばこちら
そんなわけで今回インストールするのは、「Office 2010」システムと「PowerPoint 2010」だけが望ましい(と、この時は思っていました)。
以前からバージョンが異なる「Office」ソフトの共存可能ということは知ってはいたものの、(このブログの2006/8/31に関連記載あり。)実際に行うのは初めてで、しかもバージョンが(2007を飛ばした)2003と2010不連続なバージョンの共存・・・。
(ネット上には多数の情報はあるものの大半は断片的なものが多い)こうした場合ハッキリさせるには実際にやってみて白黒させるのが一番手っ取り早い。自分の仕事柄やったことのない経験は後々の資産につながるしね。
Officeソフトのインストールにはライセンス認証が絡んでくることになりますが問題はないはずですしダメならダメでなんとかなると、ここはあまり深く考えないことに。(^_^;)
「Office 2010 ツール」と「PowerPoint 2010」のみのカスタムインストール実行するのですが、まずは「アップグレード」のタブをクリックして「以前のバージョンをすべて残す」を選択しておくことが大事。
(※デフォルトは「以前バージョンをすべて削除」なので要注意)
画面キャプチャし忘れたので、こちらの方のブログに画面ショットありますのでご参考に。
http://blogs.yahoo.co.jp/akio_myau/41842170.html
次は「インストールオプション」のタブを選択して「PowerPoint」と「Officeツール」関連以外はインストールしないを選択。
(同じく画面キャプチャし忘れ・・・。以下は英語版で状況を再現したもの。)
インストールが終了して「PowerPoint 2010」を起動するとライセンス認証ウィザード画面。どうやらこのエディションではインターネットによる認証は失敗するのは、お約束?のようで、フリーダイヤル宛てに電話認証を行うことに。
電話認証の場合、完了に3~5分ほどかかります。
別にやましいことをしているわけではないのに、なぜか心臓がドキドキしてわずか数分の時間が止まったかのようにとても長く感じる。(^_^;)
ほどなくして「ライセンス認証処理」及び「Office共存処理」完了。(;´▽`A``
後日、お預かりしたパソコンをお渡しのためご来所頂いたTさんの帰りがけの一言に目が点に・・・(@_@;)
これで「PowerPoint 2010」の受講と自宅での反復練習ができますね。どうもありがとうございました。
家族がこのパソコンの利用?(今は家族皆それぞれ自分用のパソコンを持っているので)このパソコンを使うのは私だけです。
ガ~ン!・・・Σ( ̄ロ ̄lll)
つまり「Office 2003」と「同 2010」を共存する必要はなく、素直に「Office 2003」を抜いて「同 2010」をインストールすれば済む話だった・・・il||li _| ̄|○ il||li
結局・・・ヒアリング不足から来るこちらの単なる取り越し苦労・・・まぁ経験値だけは若干増えましたが・・・(;´д`)トホホ…