Google社員が利用しているOSは 「Goobuntu」!
WindowsXPのサポート終了(2014/4/8)が現実味を帯びてきましたが、依然としてXPのシェアが高く、中々新OSへの移行が加速していないというニュースをよく目にします。
XP(もしくはIE6やOffice2003)でなければ動作しないシステムの存在が新OSへの移行の大きな障害の1つであるのは言うまでもないのですが、それらを差し引いても
- Windows7のパッケージ販売は終了
- Windows8は迷走して完全にすべった状況
と、中小企業のIT担当者のみならず、個人ユーザーの中でも選択に難色を示している方々が数多くいるように思えます。
ちなみにP-ぽけっとに多数あるXPマシンはUbuntuベースの「Linux Mint(ミント)」に入れ替えて再利用を画策中。
(過去にZorin OS(ゾーリン オーエス)を考えたことがありましたが、ユーザー情報量が多さで「Mint」をチョイス。)
以下は「Mint 13」(デスクトップ環境はMATE(マテ))を入れてプライベート利用しているネットブック。
(2013年5月から)約半年間使ってみましたが、ライトな利用においては概ね不都合がないことを実感。結構古いパソコンでもさほど緩慢さは感じない。この辺については、追々気分に任せて記載したくなった時に。
さて意味もなく長い前置きはこれくらいにして本題はここから。
「Android」や「ChromeOS」を開発及びリリースしているGoogleの社員の方々はOSに何を使っているのかご存知? Windows? Mac? Linux?
日経Linux 2012年11月号 P9によると、Ubuntuベースにした「Goobuntu」とのこと。(「グブントゥ」と読むのかな?)
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「Goobuntu」については「Wiki」にちょこっとだけ情報が掲載されてる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Goobuntu
レッドハット系(FedoraやCentOS、TurboLinux 等)が主流だった日本において、デスクトップPCにUbuntuが脚光を浴びた1つに「Googleの社員が利用している」という記事の存在。これはUbuntuの知名度UPに大きくつながったのではないかと勝手に思います。
その記事みて(2006年頃かな?)無知な私でさえ「Ubuntuって何? どうなの?」って思って調べました。(^_^;)
最先端のIT技術を駆使するGoogleの社員にとっては、見た目やインターフェースはあまり重要ではないのは当然として、
- (インテルのx86、x64はもとより)ARMアーキテクチャにも対応
- 「Android」や「Chrome OS」のカーネル部分はLinuxカーネル
- (デフォルトでrootユーザーが利用できないなど)セキュリティが高い
- (Windowsと違って)オープンソースソフトなので独自性を作りやすい
などLinuxを利用するのは自然な流れとなるのかな?
特にAndroidアプリの開発はLinux環境のほうが断然有利(と思う)。
(ただ上記の日経Linuxの記事には開発者だけでなく、デザイナーや管理者も利用と記載があることからGUIの評価も悪くないのだと思う。)
数万人が利用しているというから、これがWindowsだったらそれ相応のコスト。
もちろん開発用や動作検証用にWindows、Macの各バージョンを搭載したパソコン、(もしくは仮想マシン)が、かなりの台数はあるとは思いますけど。
差し迫るXPサポート終了をきっかけに、もっともっと「パソコンOSの選択はWindows、Macだけじゃなく、Linuxという第三の選択?もあるんだよ。」ってことに一般ユーザーレベルにまで認知されればいいなぁと思う今日この頃でした。